ラベル Mostar の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Mostar の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2009/04/30

穴だらけ、墓だらけ

Mostal観光が終わって、Dubrovnikへ戻るところ。正直言って、Mostalに行くのは、ちょっと怖い気もした。レンタカーをやめて、ツアーにしたのもそうした理由から。

今日一日を振り返ってみることにする。

日本に生まれ暮らしていると戦争とはあまりにも無縁のため、ちょっと前まで戦争をやっていたということが想像できなかった。DubrovnikやZagreb(まだ空港だけだど)は、のんびりとしていて、内戦の面影をしのばせるものはなかった。

でも、民間人が乗ったバスの誤爆など、ユーゴ内戦でも壮絶を極めたBosniaは、果たしてどうなっているのだろうか。想像できないと書きつつも、想像している以上に怖いものを見てしまったらどうしよう…。そんな気持ち。

DubrovnikからMostalへは、3つ*の国境検問所を通る。検問所の近くの道には、花が手向けられていたり、若い兵士のポートレートを掘り込んだ石碑が建てられていたりいる。つまり、それは、そこで誰かが内戦でなくなっていることを示している。
* Dubrovnikは飛び地のため。

最後の国境を超えてにBosniaに入ってMostalに近かづくと、バスはネトルヴァ川沿いを進んでいった。そして、山手にぽつぽつとモスクを見かけるようになると、道筋に集団墓地を目にするようになる、

小学校のグランウンドぐらいはあるだろうか。あるものは十字架で埋め作られていて、あるものは三日月に星が刻まれている。それにしても数が多すぎる。最初、サッカーなどの運動場に似ているなあと思って、はっとした。たぶん、前は運動場だったのだ。たぶん。墓地だけでは収容しきれず、多くの運動場が急ごしらえの墓地に変わったと、何かで読んだことを思い出した。

Mostalに到着して、キリスト教の教会脇のパーキングに停車。脇には7階建てくらいのアパートが何棟か立っている。なんと、最上階まで壁一面に小さな穴が虫食いのごとく空いている。最初、何の穴かわからなかった。それが、機関銃によるものだと気がついて、背筋が凍った。


教会と道を挟んでユダヤの星がついた柵に囲まれた空き地が見えた。立て札によるとそこはかつてシナゴーグだったところで、焼き討ちされたままになっている。

ウォーキングガイドの最中にガイドの説明に飽きて、山肌を見て更にびっくり。中腹一面が墓標で覆われている。 

(追記)
この後、持っていったPCが壊れてしまって、モスタルのかなりの写真が駄目になった。でも、よかったのかもしれない。弾跡の写真など公開するもんじゃないという戒めかもしれない。

おつりは兌換マルクで

 モスタルでも郵便局へ行きました。橋とモスクの次に行きたかったと言ったらマニアでしょうか。

事前に調べたところはオールドタウンからちょっと離れていたので、駐車場からオールドタウンの途中にあるのを発見した時は小躍り。

レストランで書いた自分宛のはがき用のと記念切手を買って3€出したらおつりが現地通貨(40KM)で来ました。ボスニア・ヘルツェゴビナの通貨は、兌換マルクといいます。

日本までの航空便は、はがきで1.50KMでした。

 記念切手は、3.25KMで、古い歴史のある塔(OLD TOWERS)を題材にしています。その中にさっき訪れたPočiteljもあり、ちょっと得をした気分。

<後日談> 
OLD TOWERSについて、ロゴが現在のものとは違っていたので、調べてみたら、10年以上前の1998年に発行されたものとわかって、びっくり。



きれいなお姉さんは好きですか

 Walking Tourが終わり、昼ごはんの時間。さて、どこで食べようか?Mostarのレストラン情報はガイドブックに載っていないので、自分の嗅覚だけがたより。

 なかなか気に入る店がなくて、とうとうスタリモストのところまで戻ってきてしまった。どこの店も観光地にありがちな、高くて雑でまずい店に見える。

 テラス席の真ん中に古い噴水があるRestoran Sadrvanで食べることにする。ここのウエイターやウエイトレスは、民族衣装を着ていて情緒たっぷり。テーブルにオーダーを取りに来てくれたお姉さんは、美人で珍しいほど愛想がいい。

 とてもおなかが空いていたので、ドルマとシシカバブの2皿を頼むことにした。ドルマは、お姉さんのお薦めにより、ブドウの葉のドルマとキャベツのドルマのミックスに変更してもらう。

 お料理は、トルコ帽みたいな金属の保温カバーをかぶせられてサーブされる。ドルマは半分食べてもまだやけどをするぐらい熱々で、味もなかなかよく、予想が外れてよかったなあと思う。食後には、ターキッシュ・デライトつきのトルコ・コーヒーで、イスラム文化を堪能したなあと、勝手なことを思う。

<後日談>
それにしても、PCが壊れてお姉さんの写真がなくなっちゃったことは悔しい。帰り道で、美人のお姉さんの笑顔と穴ぼこだらけのアパートの両方が、交互の頭に浮かんできて、お姉さんは内戦中どうしていたんだろうかと、痛ましい気持ちになった。(たぶん、まだ小さい子供だったんだろうけど。)

Restoran Sadrvan
www.restoransadrvan.ba

Koski Mehmed pasha’s mosque


Koski Mehmed-Pasha Mosque(Koski Mehmed-Pašina) (1617)

This mosque was built at the beginning of the 17th century by Koski Mehmed-Pasha. From the minaret, at only five metres from the Neretva River, a spectacular panoramic view of the city can be enjoyed. The welcoming atmosphere within the courtyard offers a pleasant, relaxing break in a unique and romantic context.
このモスクは、Koski Mehmed-Pashaにより17世紀のはじめに立てられました。
Neretva川から5mの位置にあるミナレットからは、町の壮大なパノラマを楽しむことができます。訪れる人誰もを歓迎してくれる中庭は、ほかでは味わうことができないほどロマンチックな雰囲気で、リラックスできます。


<出典:Mostar Tourist Quality Project www.comune.fi.it/mostar>


Koski Mehmed pašina džamija
Address and contacts: Mala Tepa.
Opening hours: every day (except on Fridays) from 9am to 10pm.

Mostarの旅行情報


Tabačica džamija


間違ってドイツ語のガイドさんについて行ってしまったため、ほとんど説明がわからず。ブルーの壁にオリーブやブドウが描かれた美しい内装は、説明を聞かなくても十分楽しめました。

Mostar Tourist Quality Project(www.comune.fi.it)にモスクの説明があったので、以下に記します。(HOME > TO SEE > MOSQUES)

Hadzi-Kurt Mosque(Tabačica)
(end of 16th cent. - beginning of 17th cent.)


This mosque was built between the 16th and 17th centuries, as desired by Hajji Kurt, member of the ancient Mostar Kurt family. Standing on the right bank of the River Neretva, at about 100 metres from the Old Bridge, this mosque was next to the antique Tabhana, the district where leather processing and sale workshops were once found; and this fact reveals the mystery of its name, deriving actually from the term Tabaci (leather tanners).

A row of small surrounding shops and its location make the Tabačica mosque one of the most frequently visited in Mostar.

 MostarのKurt一家の先祖であるHajji Kurtが設計したことから、このモスクは16世紀から17世紀の間に建設されたと考えられています。Old Bredgeから100mのところ、Neretva川の右岸に建てられており、モスクは皮製品の製造や販売を行う工房がかつては集まっていたTabhana地区に隣り合ってあり、Tabhanaという名前は、実は、Tabaci(革の革鞣し工)に由来しているのです

 周囲に小さな店が立ち並ぶロケーションにあるため、Tabačica mosqueは、Mostarで人気がある場所のひとつです。


dzamije.info(www.dzamije.info)というBosnia and Herzegovinaのモスクの写真のデータベースで、内戦で破壊されたときの写真を発見。とてもショッキング。

Hadzi-Kurt Mosque (Tabačica)
Address and contacts: Oneščukova b.b.
Opening hours: every day (except on Mondays) from 9:00 am to 4:00 pm.

さあ、さあ、お立会い!

 12:30ごろ、Mostarに到着。思っていたよりも都会です。これからバスが発車する15:30まで、観光です。バスが止まったのは、キリスト教の教会の脇のバスの駐車場。ドイツ語組みと英語組みに分かれて、Walking Tourを開始。

写真のStari Mostにこんなに人が鈴なりなのは訳があります。橋の袂には、Mostar Diving Clubがあり、会員と思しきお兄さんが橋の中央から人が飛び込もうとしているところなのです。お兄さんは、飛び込む前にひとしきり口上を述べて、お金を集めます。

橋の袂には、”Don't Forget '93”の石碑もあります。上に置かれているのは、ロケット弾です。