時間ができると旅に出ます。2009年には、クロアチア、ボスニアへ。2010年には、サンチアゴコンポステラ、ソウルへ、2011年にはバルセロナへ。そして今年2012年はバルセロナからビルバオまでスペイン縦断!予定調和の旅もよいけど、トラブルだって旅の楽しみ。ちょっと寄り道の多い旅をこよなく旅の記録です。
2011/04/30
Saint-Martin du Canigou 前夜
本日のご飯は、前菜は、パン・デ・トマトと生ハム、メインは鳥の蒸し焼き、デザートはクレマ・カタラーナ。
鳥の蒸し焼きは、一人一人、ストーブの小鍋でサーブされます。付け合せのポテトや茸が程よく鶏の肉汁を吸っていて、とてもおいしい。正直なところ、ストーブの小鍋が欲しくなりました。
昨日、おとといと、パラドールで豪華だったので、今日のホテルはさぞがっかりすると思っていたのですが、大きく裏切られました。フランスのインテリア雑誌に出てきそうな、ロッジ。マダムのたどたどしい英語もちょっと魅力的です。
明日の山登り(とはいえ40分だけど)に備えて、早めに就寝。シャワーのお湯や冷たすぎけど、そういった不便も、田舎ならではのこと。
Hotel Le Moliere
66820 CASTEIL
Tel : + 33 (0)4 68 05 50 97
www.lemoliere.com
6年越しの片思い
カスタイユ(Casteil)村に到着。思えば遠い道のりでした。6年越しの片思いが実ったといったら、ちょっと大げさかな。車でやってきてもそこそこ大変だったに、前回は、駅から歩いて来るなんと無謀だったんだろうと、改めて思います。(当然、Casteilに着く前で挫折。)前回、親切にしてくださった、フランス人とカンボジア人のご夫婦はお元気なんでしょうか?お礼がいいたいです。
予定調和
Andraを出発して、セラボンヌのサントマリー教会をめざして走っていたら、思いがけない不運が。前を走る観光バスが、下り道でのろのろ運転。なんと、自転車よりも遅い。抜くチャンスがなかなか見つからないうちに、ついにタイムリミットに。
途中で見つけたVillefranche de Conflentで休憩。
途中で見つけたVillefranche de Conflentで休憩。
Andra でShopping (2)
まずは、山の幸、干した茸。ちょっと贅沢してトリュフも買いました。編み笠だけも欲しかったけど、これは実はトリュフ以上に値が張るため、あきらめました。
次に、パスタ。でもお米の形をしています。ゆでてサラダに入れて食べるようです。
最後はチョコとレート。Stainerという会社のもので、種類が20種類くらいあり、どれを買おうか、散々迷った挙句、ジャゲ買いしました。どれもおいしかったので、大人買いすればよかった。特にピンクの鳥がついた。PINK PEPPERがおすすめです。
AndraでShopping (1)
Andraの国境検問所。、トランク・チェックはあります。 |
途中はダイナミックなドライブが楽しめます |
「町の中心(Andorra la Vella)は6キロ先。アンドラは大きい国なのよ。」と教えてもらう。実は、はるか手間のSant Julià de Lòriaでした。
広場でみつけた十字架 |
ちょっと残念だったのは、町の中心にロマネスク教会があるのに見逃してしまったこと。もう少し下調べをしていけばよかったと後悔。次回は、Andraに泊まって見ようかな。
クリームチーズ?いいえ、お豆腐です
朝ごはんのワゴンで見つけたこれ、お豆腐なんです。クリームチーズに見えるでしょ。お豆腐にスグリを添えるなんて、私たち日本人にはなかなか思いつかない発想です。隣にはフレッシュチーズがならなんでいるので、見間違えそうです。でも、この組み合わせなかなか悪くないです。
スペインの山奥でであった温故知新でした。
スペインの山奥でであった温故知新でした。
2011/04/29
山のめぐみ
これまで、修道院やお城など歴史のある建物を利用したパラドールに泊まったが、今日のVielhaのパラドールは、ロッジ風の近代的なパラドール。
Vielhaは、アラン渓谷のスキーリゾートで、四方を雪をいただくピレネーの峰々に囲まれている。どこを見ても山だらけというのは、子供のころを山梨で過ごした私にとっては、とても心落ち着く風景。
今はシーズンオフで閑散としているけど、冬には広いロビーもスキーヤーでいっぱいなるんだろうな。
あちこちのブログをみると、パラドールのご飯は期待できないと書いているが、ここの夕食はとてもおいしい。ウサギのリゾットもオックステールのシチューもシンプルだけど、しっかり肉のうまみがしみこんでいる。アラン渓谷まで来たのだから、川魚が食べたかったのだが、それらしいものが見当たらなくてちょっと残念。
今度は、のんびりするためだけに来たい。
Sant Feliu de Barruera
パラドールに向かう道すがら、さっきのTaulでかったBarueraの世界遺産の教会に立ち寄る。ここもSant Climent de Taulと同じように教会としてではなく世界遺産の建物として管理されている。
町の観光案内所のパンフレットを見たら、TaulやBaruera以外にもVoi渓谷の教会群として登録されている建物がこの付近にあるようだ。もっと時間をかけて調べてくればよかったなとちょっとだけ後悔。
根が超前向きになので、ま、来年見に来ればいいか、と持ち直した。
ボイ渓谷(3)
せっかく、渓谷まで来たので教会だけでなく自然を楽しもう。いけるところまで車で行こうということになる。
車道の脇を流れる川の水が、青く澄んで美しい。道幅はどんどん狭くなり、もしこの先Uターンできなかったらどうしよう…。少々心細くなる。
あとちょっと、あとちょっとと、進んでいるうちに、写真の中央奥にあるダムのところまで行きつくことができました。あきらめなくてよかった。
Taulの昼ごはん
Sant Climent de Taulの隣のレストランMalladorで昼ごはん。
今日のお昼もトマトパンと生ハム。素朴な味わいですが、文句なくおいしいです。
店は、石造りの山小屋風の建物で辺りの風景に溶け込んでいます。
ボイ渓谷(1) Taul
Santa Maria de Taul |
昨日は、買い置きの水がなくて、のどがからからだった。途中のスーパーで水をたっぷり買ってTaulへ。
Taulに近づくにつれどんどん天気が悪くなる。着いたらすっかり雨。これまで、緑の野原にぽつんと佇むSant Climent de Taulの写真を見慣れてきてたので、隣にカフェやバス停があるなんて想像しなかった。昨年行ったオビエドが何もない野原の中にあったのとは対照的だ。世界遺産になっていうことはこういうことかもしれない。
Sant Climent de Taulがしまっていたので、Santa Maria de Taulへ。こちらは、現役の教会のためか、扉があいており、好きなだけレプリカの壁画を堪能する。(本物はBarcelonaにある。)
スペインは、お昼休みが長いので、16時なれば、Sant Climent de Taulもあくかもしれない。淡いきたいをもって隣のレストランMalladorで昼食。レストランの床には、ピレネー犬が寝そべっている。かなりの老犬で、歩こうとすると滑ってうまく前に進まない。
Taulは牧歌的な情緒にあふれた田舎町。鶏やアヒルが庭先で飼われている。都会から休暇に訪れる人が多いようで、シーズンオフのこの時期は、店も家のよろい戸も閉められたまま。貸家の看板も目立った。
予想したとおり16時になると、教会があいた。雨も上がってよい天気。さっきまでレストランの奥でコーヒーを飲んでいたご婦人が教会の係りの人だった。内部は博物館になっており、こちらの壁画もレプリカ。
駐車場に戻ったら、大型バスでやってきた団体さんに出会った。どうりで緑の野原がなくなるわけだ。
ああ、甘露甘露!
昨夜は、のどが渇いていたのに、水の買い置きがほとんどなくて、一晩中からからでした。みみずぅ…、日干しになるってこんな感覚なのか。砂漠で死ぬ人の気持ちがほんのちょっとわかったような。
朝ごはんでまず直行したのは、ミネラルウォータ。のどを鳴らしながら飲んでしまいました。ああ、甘露甘露。
パラドールの楽しみの一つは、豪華絢爛な朝ごはん。チーズもハムも数種類。パンは、田舎風の大きいものから甘い菓子パンまで。ケーキもいくつか並んでいて…。もちろん、スペインなのでチュロスやオムレツもおいしい限り。
おすすめは、トマトのジュース。ジュースといってもさらっとしたものでなく、フードプロセッサで細かくおろしたもの。これにオリーブオイルをたっぷりかけて食べるのだ。
2011/04/28
ソーセージの大博覧会
じゃじゃーん。すごいでしょ。スターターでトラディショナルなハムの盛り合わせを頼んだら、こんな見事な盛り合わせがきました。量も種類もゴージャス!
生ハムってちょっと鰹節に似ているなあ。。。よく考えてみたら、素材の違いはあるけど、燻製して熟成して発酵させるところは一緒でした。
ハムに添えられた、トマトつきのトーストもシンプルなのにとてもおいしい。にんにくの香りが食欲を誘います。これは帰ったら休日の朝ごはんにぜひ作りたいものです。
Cardonaのレストランはおいしくないとmixiにはあったが、予想に反しておいしく満足だった。特にスターターで頼んだハムの盛り合わせには日本では見たことないほどバラエティ豊か。
ただ、どの料理量が日本に比べるので多い。今日は残念なことにメインでお腹が一杯になってしまい、デザートをスルーした。肥ってもいいから、全部堪能できるほどの大きな胃袋が欲しいです。
周りを見回すと、家族で宿泊している人が多い。子供連れや3世代でテーブルを囲むご家族もがちらほらとみられるのもスペインならではの光景です。
Cardonaのレストランはおいしくないとmixiにはあったが、予想に反しておいしく満足だった。特にスターターで頼んだハムの盛り合わせには日本では見たことないほどバラエティ豊か。
ただ、どの料理量が日本に比べるので多い。今日は残念なことにメインでお腹が一杯になってしまい、デザートをスルーした。肥ってもいいから、全部堪能できるほどの大きな胃袋が欲しいです。
周りを見回すと、家族で宿泊している人が多い。子供連れや3世代でテーブルを囲むご家族もがちらほらとみられるのもスペインならではの光景です。
カルドナに到着
雨の中、パラドールに到着。
カルドナのパラドールは中世の城。部屋の窓から古い井戸が見えます。その昔、恋人との結婚を反対されたお姫様が幽閉されたという逸話がのこっているそうです。
どうか夜な夜な井戸からお姫様の鳴き声が聞こえたり、廊下を騎士ががちゃがちゃと甲冑をならして歩いたりしませんように。(私、怖がりなんです。)
どうか夜な夜な井戸からお姫様の鳴き声が聞こえたり、廊下を騎士ががちゃがちゃと甲冑をならして歩いたりしませんように。(私、怖がりなんです。)
パラドールへ道は、とても狭く、特に入口は、Uターンも難しい。みんなどうしているのかなと思ったら、気が遠くなるくらい切り返しをしてました。実はスペイン人は気が長いのかもね。
蜂蜜たっぷりのフレッシュチーズ
モンセラットの通りには、近くの村で取れた蜂蜜やチーズ、干しイチジクなどの農産品を売っている露店が出ている。そこでかったフレッシュチーズ(2€)。蜂蜜をたっぷりかけてもらいました。
黒マリアのモンセラット修道院
以前(2006年3月)、Barcelonaに出張した際、当時の上司から
「Montserratは、いいよ」
と勧められたのですが、そのときは時間がとれず、ずっと気になっていました。
今でこそ、鉄道や自動車でくることができますが、修道院ができた9世紀ごろは、とてつもない人里はなれた山の中だったと思います。どうやってたどり着いたのか、最初にやってきたお坊さんに敬服します。
大聖堂の奥深くいらっしゃるのは、黒いマリア様。入り口左手から、細い道を進むとマリア様のお祭りしている礼拝堂をおとづれることができます。ここからの大聖堂の眺めは、圧巻です。
wikipedia:Montserrat[JP]
2011/04/18
それでも恋するバルセロナ
出発まであと1週間ほど。このところ、仕事が立て込んでいてほとんど旅行の準備に時間が割けない。でもこれってよい兆候かも。
前に、入念に準備していたら旅行がふいになって、悲しい思いをして以来、十分な準備をすると旅行が中止になるかもって思いに駆られる。
とはいえ、個人旅行なので最低限の準備はしておかないと、今度は行き着けないかもって、やっぱり不安になって、WOODY ALLENの映画「Vicky Cristina Barcelona 邦題:それでも恋するバルセロナ」を借りてきた。
BarcelonaにやってきたNYの女性二人。かの地でスペイン男とひと夏の恋。でも最後には何事もなく無事国。でもどこか不自然。ヨーロッパで見かけるアメリカ人の女性で魅力的な人はあまり見かけないし、恋に落ちるスペイン男性は、怪しいばかりでちっとも魅力的でない。ストーリーはいまいちだけど、BarcelonaやOviedoの風景は美しさとスカヨハとペネロペクルスの掛け合いは、華やか。当代きっての美人女優の掛け合いとスペインの風景を見せたかったのね、たぶん。
なお、映画で登場した場所は、Barcelona Movie Walkのページで紹介されています。
http://www.barcelonamovie.com/ruta.aspx?IdRuta=6
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