2012/07/16

MNAC: まずはロマネスク美術の予習を

タウルの壁画はこちらが本物。2年越しで見ることがかないました。
(on 28 Apr 2012)
空港で車をピックアップして真っ先に向かったのがカタルーニャ美術館(MNAC)。一番最初にBarcelonaに出張で来た見本市会場のすぐ隣にある。

今回も、ご多聞にもれず、空港から市内に向かう途中で道に迷った。最初の30分は本当に、魔の30分だ。まあ通過儀礼だと思って、30分余計に時間に余裕を持たせておくのと、迷った時はこれで一つ予定を消化したと安堵することにしている。

ともあれ、MNACに到着。今年は昨年見られなかったロマネスク展示をたっぷり見て、明日からの寺めぐりに備えることにします。

近年は、タウルの壁画など世界遺産級の壁画は、MNACに本物がおさめられ、現地にはレプリカが飾られていたりする。展示のあちこちで、まるで巨大鳥かごのようなものがポコポコあるのだけど、これはドーム状の壁画の裏側なのです。

他にもロマネスクで好きなのは、木製のキリストやマリア像。この時期のもので特に一木造りのものは、宗教間の違いを超越した美しさがあるのが面白い。よく、仏像などでは木の中にもともと存在する仏を掘り出していくといったようなことを聞いたことがあるが、そんな感じさえする。

もうひとつ面白いのは、悪魔。これは、思わすににやっと笑ってしまう面白さがある。怖いというよりもコミカルだ。昨年は背中を痛めていたので、どうも悪魔というのは腰が悪いんじゃないかと邪推してしまうほど、ひょこひょこ歩きをいているように見えるのだ。

ここのミュージーアムショップは、気のきいたお土産がそろっていて、いつもあれこれ買ってしまう。おすすめは、スケッチブックとピンバッチ。甥にあげるつもりが、全部自分のものにしてしまったことを白状しておく。

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