空港へはホテルの車で向かうことにした。市中のタクシーより割高だが、ワーゲンのぴかぴかの高級車で乗り心地も抜群。ドライバーはニコと名乗った。仕立てのよい背広を着こなし、流暢に英語を話す。ドライバーというよりシークレットサービスといったかんじ。
Dubrovnikの町を出て峠に差し掛かったとき、ちょっとした渋滞に出会った。道路にも人があふれている。後部座席の気配を察したのか、ニコが口を開いた。
丘の上に教会がある。以前、村が襲撃されてモンテネグロに逃げた人たちが帰ってきて礼拝を受けている。
そして、こう付け加えた。
2キロ先は、ボスニア・ヘルツェゴビナ。別の国(another country)です。
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