トラ柄のマダム

　Dubrovnikの天気は変わりやすい。、晴れたり曇ったり雨が降ったりと一日のうち目まぐるしく変わる。町の人達は慣れたもので空模様が怪しくなって稲光がすると、日向に出してあるものを片付けたり雨よけをかけたり素早く準備をはじめる。

　雨の中を歩き回るのは好きじゃないので、ホテルのスパで過ごすことにした。ここのスパには、プールのほかにサウナやハマムもある。プールサイドからは、プライベート・ビーチに出られるようになっている。

　トップシーズンではないので、プールもハマムもがらがら。でものんびりするのには、これぐらいがいい。

　ハマムとジャグジーを何往復もして、プールサイドでうたた寝。気分だけヨーロッパマダムを満喫しているうちに雨も上がった。水着を着替えると心なしか色が褪せたように思う。それにしても手が塩素臭い。ふと見ると水着が斑だ。どうも、ジャグジーが犯人のようだ。

　水着は、なりきりマダムを演出するために、Parisで買ったもの。気に入っていただけにとほほだ。