2009/05/01

城壁からの眺め


 今朝は朝からいいお天気。城壁を歩くのには、絶好のお天気。ピレ門近くの入り口から、歩き出す。
城壁の上から見る風景は、どこを切り取っても絵になる美しさ。アドリア海と空の青さを堪能するには、城壁からの眺めが一番。


 一方、海から山際に目を向けると、坂に沿って家々が並ぶ。庭には、青々とした草木が生い茂り、無花果やオレンジ、レモンの果実がたわわに実る。家と樹木にはロープが渡されて、洗濯物がそよそよとたなびく。

 目の前に広がるのは、魔女の宅急便や紅の豚の風景。見下ろすと、廃墟の草むらで黒い猫が日向ぼっこしているのが見える。ほうきに乗って町を飛び回るキキに映ったのはこんな風景でしょうか。

 城壁からの風景でわかったことは、家々のかわらがほとんど新品なこと。ああ、空爆で町が壊滅状態になったというのは本当なんだな、と実感。
 鼓笛隊のマーチが風に乗って流れてきます。かなり遠くのようです。そろそろ歩きつかれてのどが渇いてきました。冷たいレモネードが恋しいです。

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